前日
松本城(15:40)
70代後半の父と一緒にパノラマ銀座を縦走することになり、いつもの夜行列車はさすがに厳しいということで前泊すること。
ちなみに、常念小屋と蝶が岳山荘に泊まることにし、電話で予約することに(ネット予約がなかったんだっけな?)。山小屋予約は解禁日当日の朝から電話しましたが、繋がら5分おきに電話して、1時間後に予約できました。山小屋も電話の予約受付は大変だろうなー。
思えば、子供のころに連れられた、西穂高独標や乗鞍岳が今の趣味につながっているのかもしれない。釣りもさせてもらったし、キャンプにも連れて行ってもらったし、今更ながら感謝です。
せっかくなので、松本駅で途中下車し、松本城を見学。
1日目
穂高駅(7:30)
前泊は穂高駅近くのホテル。素泊まりで8000円代だったので、今後は前泊もありかもしれない。
一の沢登山口には、タクシーで行くのが一般的で、穂高駅前には5人くらい先客がいました。予約したタクシーが回ってきたので、気まずさを感じつつ先に行かせてもらうことに。今にして思えば、一緒に乗っていけばよかったかもしれない。登山口で再会したので、そんなに待たなかったのかもしれないけど。
道が崩れているらしく、タクシーは登山口の手前までしか行けなかった。そこから歩いて小一時間ほど、登山口を出発したのは8:30頃だった気がします。
ひたすら沢沿いをゆるやかな勾配で登っていきますが、足元は岩が多く、なかなか疲れます。父もかなり足腰に来ているようです。
胸突八丁から先が地図で見ても等高線が狭くて急登が予想されます。つづら折りで一気に高度をあげます。
父のHPがほぼ0になりかかっていたので、荷物や水を自分のザックに詰め替えます。
常念小屋(16:00)
常念小屋到着は16:00頃になってしまいました。
あまり山小屋ではアルコール飲みませんが、今回は父に付き合ってビールと柿ピーで夕食前の晩酌。
雲が多くて常念岳の山頂も槍ヶ岳も見えませんでしたが、雲が少しだけ切れて常念岳は見えました。なだらかに見えます。この時は...。
常念小屋(20:00)
夕食をとり、父は就寝中です。体力が回復するといいのですが。1週間に一度息が切れるくらいのウォーキングを30分以上しておくといいよ、と伝えてはいたが、あまり強くは言いませんでした。結局、クーラーの効いた部屋でオリンピック三昧だったようです。前日に思い出したようにハイキングをしたそうですが、却って筋肉痛になってしまったとか。もうちょっと事前準備をしておけば、もう少し楽しめたと思うと悪いことをしました。
夕方に雲が少なくなって、夜は星空が広がりました。目が悪いし、眼鏡がいまいち合っていないのが残念です。それでも、山荘前のベンチに寝転がっていると15分に1回くらい流れ星が見えました。
裸足にハーフパンツとユニクロのウルトラライトダウンという恰好ですが、かなり寒いです。東京の初冬くらいの寒さです。寒さを我慢して、1時間半くらい星空を眺めていました。
部屋は6畳くらいの四角い和室に50代くらいの男女4人パーティーの方と相部屋です。到着が遅かったので、入り口近くの場所です。普通の部屋だと向かいの人と足がぶつかったり、トイレに行こうとしたりすると、真っ暗な中歩くので他の人の足を蹴飛ばしたりしてしまいますし、ドアを開けると外の光が入ってくるので、寝ている人に迷惑をかけてしまいますし。山小屋の部屋は、川の字によこにずらっと並んでいるタイプが好きです。外に出る時も誰にもあたりませんし、すっと出入りできます。
2日目
常念小屋(5:00)
眠っている父を起こさないように5:00前に部屋を抜け出しました。多くの人が日の出を見ようと外に出ています。朝もダウンジャケットが必要なほど寒いです。
昨日はなかなか姿を見せなかった槍ヶ岳と穂高連峰がばっちり見えます。日の光が穂高連峰をだんたんとオレンジ色に染めていきます。
縦走の2日目にこれだけ天気が良いのはありがたいです。
常念岳山頂(9:00)
6:30前に常念小屋を出て、1時間くらいで着くものかと思っていたら、着いたのは9:00。2時間半かかりました。父のペースに合わせていたのもありますが、ごつごつの岩場と登ってもなかなか着かない山頂に体力を削られました。
常念岳からたっぷりと眺望を楽しんでから蝶が岳方面に出発しました。同じような岩場を降りると樹林帯に入ります。北アルプスの縦走で樹林帯に入るとは思いませんでした。
父は昨日の疲れと常念岳の岩場に相当体力を削られていました。樹林帯に入ってからも登っては降り、登っては降りでメンタルにもダメージを受け、15分歩いてはザックを降ろして休憩する、というペースになってしまいました。
蝶が岳山荘でちょっと遅めの昼食と思っていましたので、行動食以外の食べ物を持っていませんでした。カロリーメイトを食べながら進みます。
2592峰に着いたころには、日没までに山荘に着けるかどうかと計算をしていました。山荘に電話した方がいいか、忙しいところ迷惑かな、と考えているとイライラしてしまい、態度にも出てしまっていました。同時に自分の人間力の低さにがっかりしました。
蝶が岳山荘(16:30)
蝶槍を越えると、山荘まではほとんど平坦です。父から先に行って、ビールを買っておいてくれと言われ、先に山荘に行くことにしました。早く着かないと山荘に迷惑がかかる、と気にしている私を気遣ってのことです。今にして思えば、山荘まですぐそことは言え登山中に別行動をとるべきではありませんでした。反省です。
気持ち的には競歩くらいのスピードで蝶が岳山荘に向かいました。日没には間に合いましたが、16時は完全に回ってしまいました。受付している間、ビールを注文する前に父も追いついてきました。
蝶が岳山荘は1人1畳ほどのカプセルホテルのようにスペースが区切られた場所でした。こちらの方がプライベートが確保されて居心地が良いです。少し布団がしめっぽい気もしましたが。
3日目
蝶が岳山荘(7:00)
ついに稜線ともお別れです。上高地に降りて、徳澤園からはほぼ平坦ですが、歩く距離は一番長いです。
下りは結構膝に来るので、この日のために買っておいた膝サポーターを父につけてもらってみましたが、どうもしっくりこないということでボツに。
最初は元気だった父も長い下りで疲労が濃くなってきました。行動食は、カロリーメイトや柿ピーなどしか残ってなく、最初は口にしていましたが、後半は口がパサつくらしくあまり食べませんでした。行動食は朝のコンビニででも買うつもりだったらしいですが、穂高駅前にはお店もなく、きちんと用意ができなかったらしいです。お店があればチョコレートを買うつもりだったそうです。
長い下りでしたが、なんとか徳澤園までたどり着きました。ペースは遅かったですが、父も最後まで歩けて良かったです(徳澤園から上高地までも結構長いですが)。
ソフトクリームを食べ、カレーを食べて上高地へ出発。残念ながら日帰り入浴の時間は終わっていました。狭くて渋滞するバスより快適な電車で帰りたかったのですが、結局新宿までの直行バスにしました。渋滞で着いたのは終電間際。父を乗り換え駅まで送って別れました。
なかなか反省の多い山行でした。父はひどく疲れていましたが、後日「行けばよかった。」と言うより「二度と行かない。」方がよいとも言っていました。
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