劔岳から能登半島まで。白馬岳の絶景山行(猿倉~白馬山荘~栂池高原/1泊2日)

3度の申し込みと2度のキャンセル。執念の申し込みから出発決定まで

この夏、白馬岳を選んだのは、愛する毎日あるぺん号の路線の1つに白馬岳があったから。ソロであまり危ないところに行くのも怖いけど、稜線歩き以外にもイベントが欲しいと考えていたところに、白馬岳名物の大雪渓も面白そうだと思った。

まいにちアルペン号の白馬行きは、結局、この夏だけで3回も申し込むことになった。去年のお盆休みは、天気予報の結果を直前を粘った結果、ほとんどの路線が満員で、その上天気も悪かった。この時の反省を活かし、7月の3連休の1か月前に申し込んでいた。

しかし、日程が近づくにつれて大雨の予報ばかりになっていき、線状降水帯の名前もちらほら聞くようになった。結局、出発の3日前にキャンセルを入れた。30%がキャンセル料として取られたけど仕方ない。というか、3日前で30%なら良心的なんじゃないかと思う。

すっかり7月の連休に行く気になっていたので、お盆休みまで待てない。天気予報を見ると、来週末は白馬が晴れるらしい、というタイミングで再び、まいにちアルペン号に申し込む。しかし、金曜夜出発は満席。金曜日に有給休暇をとって、木曜夜出発で申し込む。

行く気満々になっていた水曜日、まいにちアルペン号から電話があり、白馬山荘の従業員がコロナに感染し、しばらく休業することになったと聞かされた。すぐ近くの頂上宿舎は空いているか聞いたが、日本最大級の山荘の予約客が一斉に頂上宿舎に電話しているのか、電話が繋がらないとのこと。バスは運行するが、宿は自分で手配するか、テント泊する必要があるという。キャンセル料はかからないということで、諦めてキャンセルを受け入れることにした。

お盆休みの2週間前に見た天気予報。新潟の方の天気予報が悪いのが気になったが、白馬方面は晴れのち曇り。白馬山荘は8月7日まで臨時休業で、その後の予定はおって連絡すると、ウェブサイトにあり、お盆休みに開業しているかわからない。

日本最大級の山荘、というのがどうしても気になり、すぐそばの頂上宿舎ではなく、3度目の白馬山荘でまいにちあるぺん号に申し込む。コロナの臨時休業もあってか、2週間後の8月10日夜の出発でも予約が取れた。

その後の2週間は、白馬山荘のウェブサイトで続報が出ていないか、天気予報に変わりがないかをチェック。途中、白馬の天気予報が曇りのち雨に変わったり、白馬山荘の休業が8月9日まで延長されたりと色々ありました。白馬山荘が8月10日から営業再開が決まり、天気予報も悪くない、ということで、3度目の申し込みでやっと白馬岳に行けることになった。

登山口の猿倉に到着。帽子忘れた。

出発の夜。仕事帰りに歯ブラシと夕飯、ビールを買って帰宅。ビールを呑みながら夕飯を食べていると、あれだけ楽しみにしていた白馬山行が面倒くさくなる。このままだらだらビールを呑んで、眠くなったらベッドに入りたい衝動に駆られる。誰でもこういうことってあるんじゃないか?

行きたくないな、という気持ちを若干引きずりながら、シャワーを浴び、コンビニに行って、翌日の朝と昼に食べるおにぎりを4つ購入する。昨日、粉ポカリを溶かして、冷蔵庫に入れていたロードバイク用ボトルを2つはザックに詰める。たぶん、合わせて1.5リットル。

イベント直前の面倒くさい感情に引っ張られた結果、家を出るのが遅くなってしまい、予定の電車を1本逃す。22:40頃に都庁に到着し、受付の列に並び、そのままバスに乗車。白馬、猿倉行きのバスはほぼ満員。

去年のお盆の八ヶ岳とは比べ物にならないほどの人がいる。去年は天気が悪いことが分かっていたので、同じバスに乗っていたのはたぶん5人くらい。普通の観光バスだったが、隣席も使えて、前後にも人がいない。マイマスク、耳栓、ネックピローという登山夜行バス3種の神器が揃っていたこともあり、首都高に乗らない内に眠りの中。次に気が付いた時には登山口に着いていたというほど、ぐっくり眠れた。

登山夜行バス三種の神器

アイマスク

耳栓もセットになっているが、品質が不安なので別に買った

耳栓

3Mの耳栓は安心できる

ネックピロー

ポンプ付きなので、空気入れが楽。首の左右のコブもいい感じ。ただし、若干嵩張る

去年の成功体験があったから、登山夜行バスに得意意識があったけど、満員のバスの中でもなかなか寝付けなかった。人気の白馬岳行き、超満員ということもあってか、まいにちアルペン号おなじみの普通の観光バスよりも座席のグレードはちょっと良かった。それでも、隣の人に当たらないように気を使いながら、バス座席にリクライニングは快適とは言い難い。

浅い眠りを繰り返し、猿倉に到着。ぐっすり眠れたとは言えないけれど、行きも帰りも一睡もできなかった日光白根山よりは大分マシ。

5時30分頃に猿倉に到着したとき、辺りはすっかり明るくて、すぐに登り始められそうだった。真夏の新宿と比べると、標高が高い分涼しい。日光さんさん、というわけではなかったが、雲の切れ間に青空も覗く天気。ここで、帽子を忘れたことに気づく。

猿倉山荘で帽子が売ってないかとちらっと覗いたけど、見当たらなかったので、帽子なしで行くことにした。

猿倉山荘の登山口には人がいて、登山届を受け取っていた。登山届はコンパスで提出済みなので、出さなくてもいいかと思ったけど、念の為、提出。ブラックサンダーを1つ食べて出発。

ちょっと登ったところから、見下ろす猿倉山荘

少し山道を登ったところで、車が通れる砂利道に出る。砂利道の途中で白馬鑓温泉への分岐。こちらを行くと、鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳の白馬三山の縦走コースに出られるけど、こちらはの2泊3日で設定されることが多い。まっすぐ砂利道を行く。

今回デビューの登山用具のスマホホルダーとペットボトルホルダー。肩ベルトの左右に付けているが、どちらも非常に使いやすい。これまでスマホはポケットに、飲み物はザックの左右のポケットに入れていたが、ホルダーに入れていると取り出しやすくて非常にいい。気の利いたザックは、背負ったまま左右のポケットに手が届くが、格安ザックだったため、微妙に都が届かない。そのため、水が飲みにくかったのが完全に改善された。ザックは腰ベルトのファスナーポケットも開けにくいので、そろそろ買い替え時なのかも…。

ペットボトルホルダーとスマホホルダー

ペットボトルホルダー

ペットボトルとスマートフォンを入れるところがそれぞれあるが、同時に二つは入れられない。仕方なく、ペットボトルホルダーとして利用

スマホホルダー

同じものを左右に着けるのもどうもなー、と思い、スマホは別のものにする

川のせせらぎを聞きながら、しばらく歩くと樹林の隙間から山並みが見える。天気はまずまず。

砂利道の突き当りが木道になり、すぐに登山道になる。1時間弱で大雪渓の看板。しかし、大雪渓は結構遠くに見える。昔はここまで雪渓があったのだろうか、と考える。

ここで、朝食用のコンビニおにぎり2個で栄養補給。エネルギーが補給されるのを感じる。地図上では、白馬尻小屋となっているがそれっぽい建物はない。既に廃業したのか、営業する時にだけ、臨時の建物を建てているのかもしれない。

小雨の大雪渓。登りはトレッキングポールが邪魔。

白馬岳名物の大雪渓。結構長い

大雪渓の手前でみんな、軽アイゼンやらチェーンスパイクを付けている。知り合いにもらったモンベルのチェーンスパイクを付ける。二つとも「L」と書いてるのが多少気になるが、まあ付けらないないこともない。

去年初めてトレッキングポールを使った時、登りには向かないと感じ、今回はザックに挟んだままのポールを取り出す。雪渓なら役に立ちそうな気がするし、せっかくの雪渓を味わい尽くしたい、という今考えるとよくわからない理由だった。

空は曇りで、小雨が降り始めている。出発したときよりも雲が厚い気がする。帽子がないから日光がないのは助かるが、曇り空の下の雪渓を近くで見ると結構くすんでいる。でこぼこで結構歩きにくい。取り出したトレッキングポールが邪魔で早くもしまいたくなっている。

大雪渓に入るときにすでに小雨が降り始めていたけど、ウェザーニュースの予報ではこの後雨は上がるらしい。しあし、雨が少し強くなる。ウェザーニュースの天気予報は平地の話じゃないのか?この後、大雪渓の途中で更に雨が強くなったら?と不安に負けて、大雪渓の途中でレインウェアとザックカバーを取り出して付ける。

それにしても、大雪渓は結構長い。不規則な岩場に比べれば登りやすいが、中盤までは傾斜もそれなりで疲れる。

そうこうしているうちに雨もあがったので、大雪渓の途中の中州のようなところに上陸して、レインウェアとザックカバーを仕舞う。

大雪渓は谷間になっている。向かって左側はガレ場のようになっていて、石が結構落ちてきて、がらがら音がする。雪渓の上に石が落ちている。そういえば、猿倉山荘で大雪渓では、落石に注意するように言われていた。

へとへとになって大雪渓を抜けたところには、水が流れていて、取り外したチェーンスパイクを洗える。休憩もそこそこに再び歩き出す。岩場もなく、道はとても歩きやすい。登りが続くので、体力が削られるが、それだけで済む。

稜線歩きは最高。雲の中の杓子岳

村営頂上宿舎が見え、少し先には今日の宿泊地の白馬山荘も見えた。白馬岳の山頂は雲の中。

6時に猿倉を出発した場合、途中で休憩を含めると、頂上宿舎には11時50分頃に着く予定だった。出発が早まったこともあって、到着したのが、10時30分。へとへとにくたびれてはいるけど、白馬山荘に着いてしまうと夕食まで特にやることがない。

元々、早く着いたら杓子岳に寄るつもりだったので、休憩を挟んで、杓子岳方面へ進む。

平らな道の稜線歩き。最高である。それに、下り。下山時の延々と続く下りは膝にくるが、ひたすら登った後の下りは小走りするほど楽だ。

ガスが出てきて、視界は50メートルほど。森林限界以上、天気が悪くなると雷鳥が登山道に顔を出す。横切っていく雷鳥を見送り、長い下りを進む。途中、トレイルラン中の何人かが小走りで追い越していく。

頂上宿舎から杓子岳方面の登山道を横切る雷鳥

ちょっとした下りならいいけど、長い下りはその後の登り返しを思うと憂鬱になってしまう。この頃になると、ガスが濃くなり、視界は30メートルほどに狭まる。多くの人が白馬山荘に直行するので、前後の登山者もまばらになって不安な気持ちが強くなってくる。12時まで進んで、杓子岳山頂と迂回路の分岐まで辿り着かなかったら戻ろうかという気持ちがおもげてくる。杓子岳方面から来たパトロールの方に予定を聞かれる。杓子岳に行って、白馬山荘に戻るつもりと伝える。

ガスは更に濃くなり、杓子岳の山頂に行っても何も見えないだろうな、と思う。11時半に引き返すことにした。

頂上宿舎、白馬山荘が見える位置まで戻ってきた辺りで急に天気が良くなる。ガスが晴れて、空の青空も増えてくる。たぶん、この日、初めて白馬山荘の頂上が見える。登ってきた大雪渓側が切れ落ちていて、反対側は斜面になっている。直角三角形のような山頂だ。

反対側の富山方面もよく見える。近くの旭岳(同じ名前の山が全国にあるが)も綺麗に見える。

頂上宿舎を通り過ぎ、白馬山荘までの緩やかな道を登るが、これがきつい。エネルギーが残り少ないのを感じる。なんとかノー休憩で本日の宿泊地である白馬山荘に到着。

どんどん良くなる天気。能登半島から劔岳までの眺望。

昨日から営業再開した白馬山荘。日本最大級の山荘らしく、確かに大きな宿泊用の建物が2つ。レストランが1つある。泊まることになった2号館の2階。建物は3階まである。建てるの大変だったろうに。

6畳の部屋に入るとザックが二つ置いてある。窓際が空いていたので、窓際を陣取らせてもらう。白馬山荘から白馬岳山頂までは15分。ザックを置いて、ペットボトルだけ手にもって往復することもできたが、山頂は明日の楽しみにとっておくことにした。へとへとに疲れているし。

汗拭きシートで身体を拭って着替える。乾燥室に汗で濡れた服を放り込み、外のベンチへ。ついさっきまで20メートル先も見えなかったのに、天気はますます良くなり、杓子岳への道も良く見える。引き返したポイントから先に岩場のこぶのようなものが見え、そのすぐ先が杓子岳山頂と迂回路の見えた。あと、30分、というあたりで引き返したらしい。

杓子岳の山頂は、白馬岳によく似ており、片側が切れ落ちているようだ。旭岳は日本海の前に立ちはだかる壁のように見える。旭岳の右側では、糸魚川(?)が太く富山湾に注いでいる。旭岳の左側の奥には富山市。更に左に映ると、立山連峰。山の谷間には黒部ダムも見える。

白馬山荘から剱岳。望遠2倍。ずっと剱岳の山頂にだけかかっていた雲が夕方にやっと晴れた

夕食の17時まで特にやることがない。夕食、朝食は山荘到着順でいくつかのグループに分けられているらしい。ソロ登山は宿泊地に着くと結構、暇な時間が多い。という訳で、Kindleに小説をダウンロードして持ってきている。今回は、「プロジェクト・ヘイル・メアリー」。amazonで面白うそうな小説を探そうと思ったら、ベストセラーに出てきた。ページを読むとドストライクだったので、迷わず買った。

プロジェクト・ヘイル・メアリー

小説は1年に1、2冊しか読まなくなってしまったけど、ここ5年で一番面白かった。三体より面白かった。

ちなみに、トイレは綺麗な方で、臭いも少ない方だった。

夕食は同行者の人数を聞かれ、グループごとにアクリルスタンドで区切られたところで食事する。西日が直撃するところに座ることになり、眩しいし暑い。

白馬山荘から見ると、夕日は旭岳に沈んでいくところだった。夕焼けを白馬岳の山頂で見ようと結構の人が山頂に向かっていたようだ。

日が傾くと急に寒くなる。ダウンに、レインウェアを重ね着しても寒い。雲に覆われて星は見えなかったが、遠くの富山市の夜景が綺麗に見えた。月も大きくて、日が完全に落ちた後でも思いのほか明るい。

白馬山荘から富山市の夜景。右に見切れているのが旭岳。夜景モード。影は山荘の灯りではなく、月の明かりでできたもの。星は見えなかった

前日対して寝てなかったうえ、半日歩いていたのだから、すぐに眠れるものと思っていたけど、なかなか寝付けず、寝たり起きたりを繰り返していた。

白馬岳から小蓮華山、好天の縦走路

2日目。窓の外は風が強く、雲も厚そうに見える。まだ外は暗い。6畳に5名。全員ソロの男だ。たぶん、ソロ登山同士で同じ部屋が割り当てられるのだと思う。うち、1名は朝食前に出発するらしい。

朝食は5:00。朝食を食べてから山荘の外に出ると、雲は暑いけど雨は降っていない。準備をして、6:00前に出発。白馬岳山頂は10分程度で到着。雲は厚いがガスはなく、景色も良い。青空が見えないのは残念だけど、太陽が出ていない分歩きやすい。帽子も忘れたし。

白馬岳山頂から小蓮華山方面への稜線歩き。稜線は登りも緩やかだし、下りもある。一番良いのは、森林限界を超えた稜線は遮るものがなくて眺めが良いことだ。登山で最も楽しいのは、稜線歩き。

白馬岳を背にして、白馬大池方面の縦走路

ピークを踏んでしまったから、後は下りがほとんど。トレッキングポールを取り出して下りに備える。下りは、心肺が楽な分、膝に負担がかかる。下りの衝撃が膝にかかり続けると踏ん張りが効かなくなる。トレッキングポールで下りの膝にかかる負担を多少和らげられるんじゃないかと思う。多分。

小蓮華岳から富山湾方面。手前の川が多分、糸魚川。富山湾の奥にぼんやりと見えるのは雲ではなく、能登半島

小蓮華山を過ぎると白馬三山から、深い緑の森までよく見える。白馬大池まで下りて、エネルギー補給。よく道を確認しないで出発したら、ヤマレコがルートから外れましたと教えてくれた。蓮華温泉の方に歩いていってしまったらしく、大池山荘の向こうにも道が続いていたようだ。

小蓮華岳を越えてから振り返る白馬三山方面。右端が白馬岳、中央が杓子岳。杓子岳に重なった奥が鑓ヶ岳?

白馬大池まで下りると、暑いし、虫が出てくる。道も急に岩場になり、歩きにくい。ずっと下りていくと、小さな雪渓がある。50メートルもないような雪渓なので、みんなチェーンスパイクを付けずに下りていく。

下りはとにかく、膝のHPがどんどん削られていくような気がする。HPが0になってしまうと、踏ん張り力がゼロになって、後ろ向きでないと下りれなくなってしまう。

木道が現れて、下りがやっと終わった、と思ってからが相当長かった。

栂池高原のロープウェイにようやく辿り着いた時はお昼近くになってきていた。ほぼ、コースタイム通りの時間がかかったようだ。年々下りが遅くなっている気がする。

帰り道はしっかり調べよう。白馬駅で余計な寄り道

ロープウェイを二つ乗り換えて、下界に下りる。風呂に入りたかったので、案内の人に聞いてみたが、今は日帰りで入浴できる場所が近くにないらしい。仕方なく、人通りの少ない道で上着を着替える。

まいにちアルペン号は、往路だけで復路は予約しなかった。夜間に移動する時は寝るだけだが、帰りもバスに乗ってしまうと、なんというか、遠くまで来た実感が薄い。ホームを歩いたり、乗り換えして電車で帰る方が好きだ。

バスの行き先に白馬駅とあったので、鉄道駅まで行けばなんとでもなるだろうと思って乗車する。途中の八方バスターミナルでほとんどの人が下りていく。多少の不安を感じつつも自家用車を駐車場に置いているんじゃないかと思い、スルーする。

白馬駅に着いて、長野駅までの時刻表をスマホで調べるとバスに乗るように促される。ただし、出発は2時間後。どうやら、八方尾根で下りた方が長野駅へのアクセスが良かったらしい。仕方なく、白馬駅近くの定食屋で昼食を食べる。生姜焼き定食を頼むと、ミニラーメンがついてきた。生姜焼きも大きなロース肉が4枚くらいのっていて。かなりのボリュームだった。

満員の長野行きのバスを経由して、長野駅から新幹線で大宮へ。大宮から新宿に帰り着いたときには、20時になっていた。帰りに8時間くらいかかってしまった。

新宿に着いた時には雨が降っていた。この後、台風が来るらしい。忘れた物、その2。折り畳み傘。

とにかく天気に恵まれた山行だった。7年前の北岳以来の天気の良さだった。やはりギリギリまで、天気を見極めて、その時に予約が間に合う山へ行くのが正解かもしれない。