ロードバイクのリムの傷修理

最近は自転車レーンがついている道路も増えてきましたが、当然レーンのない道路もあります。

道路脇には、雨を流すための側溝があり、最近はコンクリートの蓋が多く、時々鉄網の蓋が被っています。

鉄網には隙間があることがあります。よく下を見ないで走っていると、その隙間にタイヤが落ちてしまうことがあります。パンクの原因になることも多く、パンクしないまでもリムに傷がつくことがあります。

ロードバイクのタイヤが落ちてしまう側溝のスキマ

側溝の蓋のスキマ。ギリギリを通ろうとして、タイヤが落ちてしまうことも。

ブレーキを掛けた時にリムの傷が段差になって、カッカッカッという変な音がします。

そういう時は、リムの出っ張った部分を鉄ヤスリで削ると大抵は音がしなくなります。

この間、鉄網の脇の隙間に落ちたとき、盛大にリムを傷つけてしまい、割と幅が広い傷がついてしまいました。盛り上がった傷を削っても、穴の幅のところにブレーキシューが当たった時の音が消えません。

そのため、穴を埋めることにしました。

黒く見えるのは、削れたブレーキシューです。

パテタイプ、液体タイプのどっち?

傷の幅が広い、と言っても2mm弱くらいです。金属用のパテで埋めなくても、接着剤でいいかなと思い、選択肢は二つ。

買いに行ったホームセンターでパテの方が安かったので、パテを使うことにしました。

パテタイプ 液体タイプ

補修

円筒形のパテは上から見ると中央と外周が2色に分かれています。この二つの素材が混ざることで硬化するようです。硬化は二つの素材の比率が重要なため、ハサミで切り取ります。

パテを色が同質になるまで指で練りこみます。感触はほとんど粘土です。

練るときは、付属のビニール袋を使います。皮膚にはあまり良くないようです。

小さくちぎって穴を埋めます。当然ですが、極々少量です。穴を埋めるというより、粘土をくっつけている感覚です。竹串などで盛り上がった部分をそぎ落としましたが、ちょっと力を入れると全部取れてしまい、この段階で穴を埋めるのは諦めました。盛り上がった状態のまま放置して、硬化したら削り取ることにします。

2時間ほど放置し、硬化しました。もっと金属っぽくなるのかと思いましたが、表面は陶器の質感です。

鉄ヤスリで盛り上がった部分を削り落とします。削った部分は粉になって落ちていき、本当に陶器を削っているようです。

1ミリ程度の盛り上がりも削りとっておかないとまた、ブレーキのために音がしてしまいます。そのため、結構リムをヤスリで傷つけてしまいました。ここは紙ヤスリを用意してやった方がうまくいったかもしれません。

ブレーキをかけた時の音がしなくなったので、とりあえず満足です。